上田交通*分岐線の待合室を観察する


上田交通下之郷からは西丸子まで9.6kmの(上田丸子電鉄)西丸子線が分岐していました。この線は昭和36年の集中豪雨により、トンネルや鉄橋が崩壊し、これにより事実上の廃止となりましたが、下之郷には当時待合室として使われていた建物がホームと共に残っています。
取材:平成16年3月21日 上田交通下之郷

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現在は物置として使われていますが、石積みのホームとともに残っているのは嬉しい限り。このスタイルは上田交通の他の駅でも見られますが、屋根が高いのが特徴です。


その屋根の作りを見ていきます。柱が露出しているので、組み方がよく判ります。



線路脇には保線用トロッコなどが置かれています。