Chapter.6「岩壁と裏山の工作」の巻

 

岩壁の製作です。
 岩の表現にはウッドランド製の軟質樹脂製の雌型を使い、そこに石膏を流し込んだものを使います。
 石膏を使った岩の質感に勝るものはありませんから(^^♪。
 水で溶いた石膏を型に流し込むと約20分ほどでコチコチになりますが、持つとまだ硬化をしている最中らしく熱を持っているのが分かります。

 

この流し込みを2回繰り返して必要な分を用意して、当該場所に置いて加工するイメージを描きます。

 

ここをカットして、というイメージが掴めたらノコギリで切って、カッターを使って微調整で削いでいき木工ボンドで固定します。
 この岩の上方には石積みを乗せますので、そのベースとなる板をバルサ板で作っておき、これも接着しておきます。
 この固定には時間が掛かりますから、裏山でも作るとしましょうか(^_-)。

 

素材は50mm厚のウレタンフォームで2枚重ねを木工ボンドで固定。
 大きなカッターでザックザックと削っていき、右端の方は変化を出すために山へと入る小径にしてみましたが、この部分には石積みが貼られます。

 

ここまでやったら一気呵成にプラスタークロスでコーティングしたいところ。
 プラスタークロスの石膏がまだ半乾きのうちに、石膏の粉を茶こしで振り掛けて面を「粗」にしておきます。

 

プラスタークロスが固まる間の時間を利用して、今後地面に石膏を流す前の準備をしておきました(^_-)。
 建物にはコンクリートの土台を付けてありますので、その部分を除けて石膏を流さなければならず、かと云って建物を接着してしまうと石膏で汚れるのも困る。
 という事で、云わばマスキングテープのようなものを作って仮に貼っておき、石膏が固まったら剥がす方法を採りました。
 まず建物を当該箇所に置いて土台の周りをボールペンでなぞり、コピー用紙をその上に置いてその形に切り抜いてバルサ板に糊付け。
 これを切り抜いてレイアウトベースにチョン付けしました。