もりこーの木曽路日記

平成26年9月15日

「梨元ていしゃばの96号機を訪ねて」の巻


この梨元ていしゃばも12年前に訪問以来となります。
 前回訪問した時には屋外に屋根も無く保存されていて、その去就が心配されたのですが、3年前から地元の有志の方々が保存活動に力を入れられたので、どのようになったか、それが楽しみでした。



 

梨元ていしゃばというのは遠山森林鉄道の起点で、梨元貯木場があった跡地に出来たお店の名前です。12年前に訪れた時にもありましたから、それなりに繁盛しているのでしょう。
 まず目に付くのがこの看板で、活動記録が記されています。まだ線路延長は130mでしかありませんが、王滝村の松原公園のようにいずれはして欲しいところです。

 

以前は雨ざらしだった96号機ですが、このように機関庫も作って貰い、大事にされているのが判ります。
 このB型客車のボディーは元のB型客車に倣って大工さんが新造したものだそうですが、注目すべきは台車。デッキもブレーキポストも無い木製台車です。
 遠山にあったB型客車はこのような形ばかりと思っていたのですが、そうではなかったのでしょうか?

 

もちろん遠山森林鉄道に関しての説明看板もありますが、前回には無かったのがこれ。714年に起きた遠江地震で埋没したヒノキだそうで、遠山川の河原に埋まっていたものだそうです。