もりこーの木曽路日記

平成15年12月14日−2

「ストラクチャーを中心に木曽に行く」の巻
田島の構内と三岳の製材所




次なる目的地はお馴染みの田島です。この構内は当時の面影がそのまま残っているのですが、線路跡に新しい道路が整備されれば、これらの建物は壊されてしまう、というので、何とか見れるうちにチャンと撮影しておこう、という話になりました。でも、この話を聞いてから相当年月が経つのですが、一向に壊される気配はありません・・・。康夫チャンも不要不急の工事は凍結する方針のようですから、そのせいかも知れませんね。


写真をクリックして大きいサイズで御覧ください。


左から機関庫・事務所・修繕庫の跡です。当時の写真と見比べても、さして変わっていないのは嬉しい限りです。実は修羅さんは密かに田島のモジュールを目論んでいるようで、盛んに建物に巻尺をあてていました。出来上がりが楽しみですね。田島の建物のご紹介は、別項で改めてするつもりですので、貴方もジオラマ工作にでもチャレンジしてみませんか?午後2時頃だというのに、構内は霜がビッチリと張っていて、寒かったです。


今度は僕のリクエストで立ち寄った製材所です。三岳村にあるこの製材所は、ほど良い大きさで(とは言っても、そのまま模型化すると、巨大になってしまうのでしょうが)ほど良くくたびれた感じが気に入っていました。いつかは取材に、と思っていたのですが、今回ようやくその夢が叶いました。しかし、来意を告げたところ、もう廃業してしまうとのこと、どうやらギリギリ間に合ったようです。この製材所も別項で詳しくご紹介するつもりです。製材所のキットなんて製品化をしても売れないだろうなあ・・・なんて言ったら、少なくとも二つは売れますヨ!とお二人さん。


日没までには少し時間があったので、瀬戸川線の跡にも行ってみました。瀬戸川線の分岐点近くには穴沢の鉄橋が残っています。下が旧王滝本線、上が新王滝本線の跡です。この情景も誰かが今度モジュールでチャレンジすると聞いています。瀬戸川線の例のティンバーは半年振りに見たら、こないだよりも捻じれが進んでいるようで崩壊が進んでおり、この冬の雪に耐えられないんじゃあないかな・・・と我々は話し合っていました。ついでに看板シールの題材をゲット。冬の日没は早くて、撮影不可能になってしまったので、今回は打ち上げ。今回の成果はいずれ、ということで家路を急ぎました。