もりこーの木曽路日記

平成14年4月28日ー遠山森林鉄道の保存車輛を訪ねて

Chapter.1 上村「ハイランドしらびそ」の"木曽の79号機"ほか



「ハイランドしらびそ」はその名の通り標高1900mを超える位置にあります。道端にはまだ雪が残り、クルマを降りたら息が白いYシャツにトレーナー姿の僕は、思わず凍えてしまいました。でも仕事、仕事。かじかむ手に息を吹きかけながら撮影、そして計測作業をこなしていきました。
  ここには"木曽の79号機"(のちに遠山森林鉄道に転属)とB型客車、そしてお決まりの運材台車が保存されています。


いわゆる前期型のキャブ高で整った姿。色はノンオリジナル。


それでいながら中央の窓は1枚のHゴム支持なのが特徴。


屋根板は3ピースになっているタイプ。後窓枠は上部にずらされている。


前部のカプラー中央部は故意かどうかは判らないが欠けている。運転台の風景。


いわゆる後期型の台枠でありながら、中央部にSKWのマークが無い。


いわゆる助六タイプの板の張り方。剥がれた塗料の下からは遠山時代の色が。


前後でドアーの形状が違っている。いつ取り替えたのだろうか。


板バネ軸受のいわゆる日本農林機械タイプの運材台車。


山下さんに手伝ってもらって採寸の真っ最中。