Chapter.19「続追加工事・「てつプロ号」の製作」の巻


つい先日まで青森恒憲氏の「トロッコ本」の編集を盛んにやっていたのですが、青森氏のネガでは足りない部分を彼の友人やボクなどのネガで補填することになり、ボクとは違ったカメラアイでの写真も見てみたくなり、旧友の半田氏のネガも拝借した次第です。
 そのネガの中に懐かしい「てつプロ号」の写真が1枚あり、無性にこれを作りたくなってしまいました。
 このクルマに乗り、伊豆の金山や葛生の石灰現場に何度も行った訳で、このレイアウトにピッタリじゃないですか(^^♪。

 

「大昔に買っておいた「スズキフロンテ」の1/87ミニカーが何処かにあったよな〜」と思って盛んに探したら、雑多なパーツが入ってる引き出しにありました(*^^)v。
 これを見て思い出したのですが、当時はボクが所有していた「TETSU PRODUCT(因みに昔は某雑誌の編集長で今は某出版社の取締役編集長になっているN氏もメンバーでした)」仕様にしようとして、一旦塗装を剥がして白く塗ったところで放り出してあったもの(^O^)。
 箱を見ると「MODEL PLANNING」という会社から発売されたもののようで、この他にも様々な日本のクラシックカーが発売されていたみたい。
 そこで一念発起して今日はこれを数十年ぶりに仕上げよう!と思った訳です(^^♪。

 

 

まずはブラックフィニッシュされたラジエターグリルやメッキ類を塗って、これから最大の難関であるボンネットのマークを何とかしなければということで、当社の製品に使ったディカールの不良品を使いグレーに塗装。
 マークを直接描く勇気はないので(失敗する可能性大)、ディカールに描いて貼ろうと思ったのですが、このマークは赤かったので、そのままディカールに着色すると赤い塗料は透過性があるので上手くいかないと思ったから。
 マークの絵柄は昔の写真からスマホの機能を活用して出来るだけ歪みを修正してプリントアウト。
 しか〜し、ハタと考えて、絵柄のように切り抜ける訳じゃないのでそれは無理と気付きました(^O^)。
 ディカールの上に何度か面相筆で描いていくうちに感じも掴めてきて一応完成。
 そして昼食のトンカツを食べに行くために運転しているとき、「1/80は数字なんだからアルプスモデルのインレタが使えるんじゃないか?」と閃き、帰宅後に再度チャレンジ。やっぱ手書きの数字より1000倍もスッキリしていてGOOOOD!

 

あとはこのディカールを貼ってクリヤーでオーバーコートをしてからテールランプにはクリヤーレッドを、ウィンカーにはクリヤーオレンジを差してやり、窓ガラスを貼って出来上がり(*^^)v。
 同じ1/87のヒーリースプライト(旧友の"いのうえこーいち氏"が原型を作ったものを、大昔にロストワックスで鋳込んであげたもののサンプル)と並べると、やはり360ccの軽自動車は小さいですね(^O^)。
 こうして出来上がったを加増田鉱山のレイアウトの上に置くと、このクルマに乗って方々に取材に行った日々の事を想い出します(^^♪。