Chapter.14「計重台とターンテーブルの製作」の巻

 

計重台とは、積荷の硫黄を積んだ貨車の重さを測る装置で、「その重さー貨車の重さ=積荷の重さ」で正味重量を出すものです。
 川桁駅にこれが設置されているのは判っているのですが、はてさてどのような形になってるのか写真が見当たらない!
 見当たらなかったら、理に適ったものを作ればイイ訳で、このような感じで作ってみました(^^♪。
 t0.3mmの網目板と1mmの真鍮板、0.3mmの板で写真のように作り、周りは1.5mmの角棒で保護するようにして、0.3mmの板の部分はコンクリを打った感じにします。

 

 

メーターボックスの素材は3mm厚と0.5mm厚の真鍮板。3mm厚の板なんて糸ノコで切るのは超久しぶりで、ノコ刃も0がつかない#3なんていう粗い刃を使ってザックザック(^^♪。
 板から切り出した後は、寸法なんて殆どどうでもよいのに、ひたすら設計値と0.05mmも違わない直方体に仕上げ、そのあとでメーターとなる穴を明けておいた0.5mmの板を半田付けしてから点検蓋らしきものも付けて周りをRに仕上げ。
 台にセットしてみると、我ながら悦に入ってしまいました(*^^)v。

 

朝の内に全体をグレーに塗り、メーター部分には白を塗ってから所用で出掛けました。
 夕方に帰ってから白く塗った部分に、いつも図面のトレースに使っているφ0.2のロットリングペンで目盛りと針を書き込み。
 このインクは水性なので、何かの拍子に触って汚くなってしまうのを防ごうと、その上からクリヤーをサッと吹き付けておきました。
 最後の最後に薄く溶いたフラットブラック、タミヤのウェザリングマスターでお化粧して出来上がり(^_-)。
 コンクリにはLの字に曲げたφ0.4線を立てておいたので、人形の足にもφ0.4の穴を明けて立たせてやりました(^^♪。

 

このターンテーブルは上路式といってピットのない単純な形なので、工作は簡単です(^O^)。
 まず、0.8mm厚の真鍮板にガソ101やDC12のホイールベースより僅かに長い30mmの丸をケガき、糸ノコで切り抜き。
 裏側には半田メッキをしておき、0.3mm厚の網目板を貼り合わせて糸ノコで切り抜きます。

 

そして外周を丁寧にヤスリで仕上げてφ30の真円になるように仕上げます。
 これだけだと寂しいので、センターには軸受を表現するために、四角く切った0.5mm厚の真鍮板を貼り、四隅にはφ0.5mm、センターにはφ0.8mmのピンを立ててみました(^^♪。
 そして引き抜いたレールを正確に半田付け。

 

仮にレイアウトの上に置いてみて、機関庫への線路を止めてから塗装に移りました。
 MWプライマーで下塗りをしてからライトグレーで2回目の下塗りをして、3回目に赤を塗ってみました。
 何色にしようかと考えたのですが、「ここを目印にチャンと乗せて方向転換しろよ」という意味合いで目立つ方が良いと思い、赤にしました(^_-)-☆。
 但し、濃いめのウェザリングで汚して、あまり自己主張しないようにはしておきましたが(^O^)。
 仮にレイアウトの上に置いてみて、う〜ん、これも自己満足してしまいますね〜(^^♪。