Chapter.1「まずはイメージ作り、そして台枠作りから」の巻

 

そもそも沼尻鉄道は沼尻鉱山で産出された硫黄を運搬するのが主目的で敷設されたものですから、国鉄との接続駅たる川桁駅には硫黄を引き渡す施設がありました。
 それと機関庫を始めとする鉄道運営のための諸施設が集約されており、そのイメージをどうやって1100x500mmのスペースに再現するか、というのが課題です。
 広い構内をこの狭いスペースに再現するのですから、或る程度の省略は不可欠な訳で、この川桁駅のエッセンスは何か、どの部分を残さなければならないか、ということになり、最終的に決まったプランが右の図です。

 

早速、翌朝近くのホームセンターに材木を買いに行ってきました。
 皆さんはレイアウト作りでどの部分の工作が嫌でしょうか?ボクは断然、パネル作りなどの大工作業が嫌です(^O^)。
 それでも最近はホームセンターに行くと、買ったその場で直線切りならば工賃を払えばやってくれる(しかも正確に)ので、だいぶ楽にはなりました。
 天井板は4mm厚のベニヤ板、台枠の部分は60X9mmの桧角材という尾小屋と同じ構成。
 帰宅後に木工ボンドと小釘で組み立てて暫くは放置。

 

プランに従って大まかにレールをパネルに乗せてみます。この段階で早くも修正を余儀なくされました(^^ゞ。
 右上の方には2線機関庫を予定していたのですが、ポイントを置いてみたら到底そのスペースを稼げないので、仕方なく単線機関庫に変更する事にしました。
 まずは核となる中央のポイントを釘で止め、そこから両腕を伸ばすように順々に敷設していきました。

 

これがレールを敷設し終わった状態。
 川桁駅の特徴であるカーブしたホーム、積み替え線、細長い機関庫のイメージは確保できたようなので、これで良しとしました(^^♪。