Chapter.9「白樺ってどんな感じだっけ?」の巻




11月18日

 

 

最後の仕上げが白樺です・・・。白樺は信州に住んでいるとよく見掛けますが、まさか自分で作るなんて思ってもいなかったので、手持ちの写真探しから始めました(^O^)。
 まず上の2枚はこの9月に北海道旅行したときのもの。下の2枚は10月の信州八千穂高原のものです。
 右上のカット以外は自然に生えてるもので、かなり背が高いです・・・。右上のカットでもキハ22の2倍以上の高さ(つまり1/87にすると9cm以上)はあります。
 これを踏まえ製作に着手した訳ですが・・・。

 

何だか今回は「・・・。」が多いですネ(^^ゞ。
 まず行ったのはホームセンター。針金なんかを売ってるコーナーに行き銅線を探したら、φ0.55とφ0.7とがあって迷わずφ0.55を購入。買ったのは7m巻きのですが、100m巻きなんてのもありました。
 巻数を数えたら20条ほどあったので、これをそのまま使う事にして、まずは一か所をニッパーで切って、その両端を半田で固定しました。
 それからまた半分にカットして、1ロールから2本の木を作ろうという訳です。

11月19日〜20日

 
ホームセンターの在庫が9ロールだったので、18本の木が出来る算段ですが、まあ、これだけ作れば何とかなるでしょう(^v^)。
 定石通りに幹の部分を捻じっていき、途中から少しずつ枝分かれさせて大まかな樹形を作っていきます。
 幹の部分はよじれたままですので、パテで目立たなくしていきますが、パテにはタミヤパテを使いました。
 これはラッカーシンナーで溶けますので、ドロドロの状態にまで溶かして、筆で塗りつけては乾かし、筆で塗りつけては乾かしを5回繰り返しました。
 このパテの難点は乾くと「痩せる」ことで、何度も繰り返していたら結局それだけで1日が経ってしまいました(>_<)。後から考えたら、痩せないポリパテかエポキシパテでも使えば良かったのかも知れません・・・。
 翌朝パテが完全に乾いた段階で、アクリルカラーのフラットホワイトを筆で塗ってまた乾燥。この2日間で「井笠のホジ9」の出荷作業をしたので、ちょうど良かったのですが(^^ゞ。

11月22日〜23日

 

 

葉っぱは定番のウッドランドのフォーリッジです。
 ゴム系ボンドをラッカーシンナーで薄く溶いたものを筆で枝に塗っては、千切ったフォーリッジを下の方から付けていきます。
 あまり広がらないように留意しながら、場合によっては枝をニッパーで剪定しながらの作業でした。
 ボンドが完全に乾くのを待って、翌日、幹の部分にエナメル系のフラットブラウンでチョイチョイと模様を付けていったのですが、なるべく模様が「ヘの字」になるようにしても、これが意外と難しくて、案外手間取ってしまいました(^-^;;。
 23日は友人たちとその名も白樺湖周辺にツーリングに出掛けたのですが、気になるのは白樺の幹ばかり(^^ゞ。
 立ち寄ったペンションにも白樺が植わっていて、その気になってよ〜く見たら、意外と汚い(^O^)。

11月24日

 

あそこまで汚くてはイメージが悪くなってしまいますが、もう少しなんとかしようと翌朝から修正です。ドライブラシの方法でジャーマングレーをサッサッと塗り付け、しかも枝を「上へ上へ」と修正してみました(^-^;;。
 これがその完成した姿ですが白樺に見えますか?見えないって!?(左写真の左は修正前、右は修正後)
 ま、幹を白く塗って、チョイチョイと模様が付いてりゃ、それっぽく見えなくもないでしょ?
 撮影の場合はレイアウトのアウトフォーカスか手前ボケの位置に立つ事になると思うので、まあ、これで許してやって下さいネ(^^♪。

あとは小物を適当に配置していよいよ完成です!