初の接合運転会が開かれた!


去る2月20日、「軽便モジュール倶楽部」初の接合運転会が中野のカルタゴで開かれました。倶楽部への参加表明はしているものの、手ぶらの方もいらっしゃったのですが、それでも17名の方々が集まりました(会員登録されている数の約半数だそうです)。個別には面識がある方もいらっしゃいましたが、殆どの方々が初対面。遠くは新潟や三重から参加された方も。凄いパワーです。
 そんな模様をレポートしたいと思いますが、カルタゴの中は暗いので、なかなか被写界深度が取れなくって撮影が難しいので、その点は御容赦のほどを。

(タイトル写真は植原さんのモジュールに、デジカメの暗部測距用光線を当てて、落陽直前の光線を演出したもの。光線係のkondouraさん、サンクス!!)



  

4時半起床(いつも寝る時間です。前夜は「早起きするゾ!と云って大騒ぎでした)。5時半、小雪舞う穂高を出発。今回は松本市の矢島さんと一緒なので、途中で合流。矢島さんは待ち合わせ場所まで奥様がクルマで送って下さったようで、日頃の家庭サービスが効いていますねえ。小淵沢あたりでようやく空が白み始めました。僕が140km/h位でハンドルを握りながら撮影しているのを矢島さんは脇で見ながら、ハラハラ・ドキドキ。ま、そんときゃ、そんときヨ。

  

途中で休憩をしながらノンビリと行ったので、8時半に中野のカルタゴ到着。9時集合だったんですが、遠足の朝状態で、既に5名ほどの方がおられ、テーブルも配置されていて早くも興奮状態。今回はDCCを使い両端に「えふさん」が作られたリバースを配した「ドッグボーン型」で接合。今回の準備のために毎夜殆ど寝ていないシェフは眠たそうです。

  

あらかたモジュールが集まったところで、早速テストランです。皆さん規格通りに作っていても、微妙に食い違いがあったり、バラストがレールの内側に付着していたりして、どうしても一発でOKとはいきません。KMCのメンバーも何名か参加しているので、そういう場合はお任せあれ。慣れた手つきで問題を解決していきます。

 

新幹線で新潟から参加された「青野十文字さん」のモジュール。地元・頸城をイメージしているのでしょうか?小屋にはホーロー看板が貼られていて、イイ雰囲気。

 

「植原さん」のモジュール。こちらも頸城のイメージですね。頸城の情景の中を沼尻色をした井笠の気動車が走る。これぞモジュールレイアウトの楽しさです。

 

お仕事も鉄道関係の「松賢サンバさん」のモジュール。ウッカリ撮り忘れましたが、寅サンが列車の到着を待つ秋の沼尻風。ひなびた小屋と立体感のある樹木がイイですねえ。

 

ワーゲン祭りでも既にお披露目されていた「トロッコ・服部さん」の市街地モジュール。今月号のTMSで素晴らしい尾小屋の作品を発表されている方で、それらも持参されていました。それにしても、結構家も作りこんでありますねえ。

 

このふたつのモジュールは「矢島さん」の作品。左はワーゲン祭りでも既にお披露目されていた頸城風。右のコーナーモジュールは何処かな?ビニールハウスを取り込んで、いかにもどこかにありそうなイイ感じでした。

 

「かわせみさん」のモジュール。穀倉地帯を行く仙北風とでも頸城風とでも何とも通用する日本情緒溢れる作品。隅にはトトロの引越しトラックが。

 

「宮下さん」のモジュール。尾小屋の西大野をイメージした作品。流石に名手が作るとモジュールも素晴らしい出来です。

 

「kondouraさん」のモジュール。上に12mmを配して、高低差があるのが特徴。仮に置いたダルマさんは中学生と頃に作ったペーパー製とか。他にも当時の車輛をご披露して下さいました。好きなんですねえ。

 

左は「穴熊さん」のモジュールを行く沼尻列車。スミマセン。全体像が判る写真を撮り忘れてました。右は「陸奥軽便」こと僕の会津下館モジュール。

 

左は「宮下さん」と「植原さん」の車輛たち。各々の作風が感じられてイイですね。右は「トロッコ・服部さん」の尾小屋客車群。僕も実車を見ているだけに惹かれるモノがあります。尾小屋の魅力は三重交通から来た客車群だと思いますので、いずれは製品化したいアイテムです。



 

夕方4時半にお開きになってから、有志は別室の「カルタゴサロン」へ。そしてシェフが腕を奮った地中海料理に舌鼓をうって解散となりました。1時前に穂高に戻ってみると、やはり小雪が。長いようで短くも楽しい一日でした。