第9回軽便鉄道模型祭(前編)


この時期恒例の軽便祭が、今年も目黒のさつき会館で10月6日に催されました。
 今年で9回目になるこのお祭りは、今や国内のナローゲージャーにとって唯一かつ最大の祭典にまで育ち、これを楽しみに飛行機や新幹線に乗って来られる方も少なくはありません。
 そんな「軽便祭」。残念ながら来られなかった方も、遊びに来られた方の想い出としても、どうぞ御覧ください。



前日に搬入

 

 

当社のように地方から参加するメーカーは、前日に品物を搬入して当日に備えます。つまり2連チャンの休日出勤(^^ゞ。
 一昨年から大きなステーションワゴンの代わりにサルーンカーに換えたのですが、いつものコンテナを5個(トランクに3個と、後部座席に2個のコンテナ+1200のモジュール、助手席足元にはキャリアー)を積んで出発です。
 前日の午前中に搬入してから、午後は「簡易軌道写真帖」再版の打ち合わせで銀座へ(^^♪。
 今年の秋は異常気象で、10月だというのに30度近い東京。着るものに困ってしまいます・・・。



軽便祭当日・オープン前の風景

 

 

開場は11時なのですが、ボクが会場に着いた9時過ぎ。会場は鉄火場のようで、ボクもせっせと自分のブースの飾り付けに大わらわ。
 以前の経験から、建物の周りに今や遅しと開場を待つお客さまへの配慮から、開場を早める事もあるので、チョットひと休みして一服も出来ません(^-^;;。

 

それでも何とか準備も完了して、館内の様子を見に行く事が出来ました。
 木曽モジュール倶楽部の皆さんは手慣れたもので、早々とモジュールの連結も完了して、せっせとレール磨きをしたり走行チェックをしたり。
 モジュールレイアウトの良さは、90cm程度のひとつのモジュール単位を密度高く仕上げる事が可能なため、とかく大きなレイアウトだと息切れしてしまい、密度も低くなってしまいがちなのを避けられること。
 あとは、その出来上がったモジュールを持ち寄って、普段自宅ではスペース的に難しい大きなレイアウトの中で自慢の車両を走らせられることです(^^♪。

 

別の部屋でも準備が着々と進められていました。こちらは軽便モジュール倶楽部のレイアウト。
 以前作った沼尻のモジュールの大半は、地元ゆかりの沼尻に展示中とあって、最近は軽便電鉄モジュールの方にシフトしているようです。

 

もうひとつの部屋には個人参加のナローゲージャーが自慢の作品を持ち寄って展示。
 ギャラリーの居ないこの時間はまだ閑散としていますが、あと30分も経てば物凄い熱気に包まれる事でしょう(^v^)。
 そして建物の外に出てみたら、早朝から開場を待ちわびたファンの方々が道路の方まで並んでいらっしゃいました。
 スタッフの中部クンも時計を見ながら、開場を早めようかどうしようかと思案中の様子なので、ボクも持ち場に戻りましょうか(^^ゞ。(続く)