Chapter.15「最後の仕上げに」の巻

 

雪として撒いた石膏も固着したので、レイアウトをひっくり返して、隙間から漏れてしまった小川用のレジンの除去(^^ゞ。
 目張りはしたつもりだったのですが結構漏れてしまい、一時は新聞紙を増して対応するなど、実はアタフタと大騒ぎだったんですが、カッターとカンナで何とか底面は平らになりました。
 ここまで行ったところで、別海町まで出張で作業もストップするので、その間に周囲の化粧用にいつもの木工屋さんにベニヤ板のカットを頼んでおきました(^_-)。

 

旅から帰ってきたらチャンと化粧板は出来上がっていたので、早速貼り付けてやりました。
 こういう複雑な形は引き回しノコで綺麗に仕上げるのは到底無理ですし、お化粧ですから綺麗でないとネ(^^♪。

 

あとやる事と云ったら、停留所ですから乗降客が乗り降りする為のプラットホームが必要です。
 プラットホームと云っても、板を地面に置いただけのものが殆どですから簡単です(^_-)。
 0.5mm厚と1mm厚のバルサ板で作り、フラットブラックと石膏の雪で仕上げておいたので、これも所定の位置に固定しました。

 

 

ターンテーブルを押す運転手と、ガイド役の車掌さんの位置も、以前より密な感じに換えてみました。コロナ禍じゃないんですから(^O^)。
 とりあえず手持ちのトラックを「ミルクタンカー積換施設」に置いてはみたものの、流石にマツダの3輪トラックでは役不足だったので、大きさもタンカーに見合うものに交換しました(^^♪。
 ちょうどヤフオクで1台、日野の日通トラックがあったので、早速即決落札したものも届きました。
 仮に以前の製品をそのまま載せてみましたが、大きさはピッタリのようです。
 もっとも、本来トラックに乗せるのは吊り上げたタンク部分だけで、フラットカーはレールの上に置き去りですが(^O^)。
 もうじき別海のミルクタンクローリーUが発売になりますから、いずれはここで商品見本の撮影をする事になるでしょうが、とりあえず今は以前の製品で我慢です(^_-)。

 

ここでその「ミルクタンカー積換施設」について解説しておきましょう。
 浜中町営軌道では茶内まで運んできたミルクタンカーを工場内まで引き込み線で運び、吸い上げ装置で生乳を回収していました。
 ただ、同じ浜中でも雪印乳業と明治乳業とでは方法が異なり、前者は上記のような方法だったのですが、後者は集乳缶をゴンドラに積んで運ぶ方法でした。
 それに対して別海村営軌道では奥行臼が工場から離れた位置にあることから、独自な方法を編み出しました。それがこの「ミルクタンカーの積換」です。
 上にも書いたように、ミルクタンカーはゴンドラの上に乗っており、そこで分離するような構造になっています。
 この施設でタンク部分を吊り上げて、隣りに入っているトラックに積み替えるのですが、或る意味、画期的な方法ですよね(^_-)-☆。

 

最後に化粧板をインディゴブルーのペンキでお化粧をしました(^^♪。この色は尾小屋のレイアウトを作った時に買ったもので、それが残っていたので特にこだわりもなく使用。
 そしてモデルワーゲンのプレートを貼り付けました(^_-)。