MORIKO- presents
MODELLWAGEN FIESTA 2004



いよいよモデルワーゲン祭りが開催された。−2


 

こちらは木曽モジュール倶楽部の作品から。左はkondoura近藤さんの新作。コーナーモジュールを巧みに使い、手前にも山を配することによって変化を出しています。巨大な桧にも注目!!今回のKMCの運転では、行き違い運転をDCCでチャレンジしてみよう、という課題がありましたが、その必要性から「沼駅」が作られました。作者は懐煙さん。新日本紀行でも有名な中村あずささんが旗を振っています。



 

先日発刊された「遠山の写真集」に触発されて一気に作ってしまった「遠山のコンテナ車」。作者は栗島さん。当社の日本農林機械製運材台車(板バネのタイプです)の上に、レジンで作ったコンテナが。2軸のタイプとボギーのタイプを作り分けています。今日は遠山の機関車は庫でお休みでしょうか?



 

「くるまや」さんの木曽の新作も持ってこられました。何せ600のモジュールを3台をキャリアに乗せて、高速バスで高山から参加されたパワーには敬服いたします。ボクは東京から遠いからな、なんて言っていられませんよ、あなた。是非皆さんも参加して楽しみましょう。彼は「紅葉の助六谷」に使った素材を展示して、アピールしていました。そして「坊主岩」。実際のウグイ川線も、ここまでは1級線でC4が入ってきていました。ヘアピンで折れ曲がった先は2級線に。大きなモジュールでも屁とも感じないそのパワーの源はいずこに。



 

壁面にはKMCグッズの予告品「132号機マウスパッド」や、写真パネルの展示などで雰囲気を盛り上げていました。



 

左は小鹿ヤードの片隅で見かけた「ちょっとイイ光景」。ただ、たまたま運材台車の編成(数珠繋ぎになっている)を、小径に置いただけなのですが、何だか廃車体の列のようでイイと思いませんか?右はお客様が会場に持ってこられたミニシーン。点滅回路で、電柱の灯りが不規則に点滅するようになっていました。玉切れ寸前か、はたまた接触不良の再現かな?



 

そろそろオープンの1時ですよ、というのでエントランスに出された案内板。8Fの窓から外を見下ろすと、中央線の電車がNゲージのように見えていました。



 

セラコート工業(コテ先屋)さんもお客様の相談に乗ってくれました。会場で買われたモデルを早速開封しておられた方も。セラミックヒーター+コーティングされたコテ先の使い勝手は、かなり新鮮だったようです。実はボクも見本を作るのに、最近はもっぱらこの組み合わせなんです。右は畑中さんとボクのコスプレ対談。次々とモジュール倶楽部を立ち上げたその原動力を熱く語って下さいました。また、いちユーザーの立場からボクに対するきつい質問も!打ち合わせになかっただけに、アタフタしてしまいましたが、皆さんには受けていたようです。



 

2級線を使っての「運転技能コンテスト」は、会場にお持ち頂いた御自分の車輛を坊主岩のヤードからゴールまで無事運転するもの。完走するとボクから記念の賞状が授与されました。嬉しそうですね。照れくさがってんのかな?



 

お客様が差し入れてくださった「清酒助六」。スタッフには大うけで、終日モジュールの脇に飾られて、話題を集めていました。須々木さんは大昔に自作した酒井と客車を御持参。「いや〜、久々に引っ張り出したらボロボロなんで、筆を指してしまいましたよ」とか言いながら、とっても嬉しそうでした。



 

 


最後のイベントは、林鉄研究家の西裕之さんとボクとの対談。現役当時の木曽谷の森林鉄道の話を、幼い頃に訪れた沼尻の思い出もからめて語って下さいました。運行ダイヤの話、伐採線のエピソードなどなど、ギャラリーの皆さんは満足顔をなさっておられました。途中からは飛び入りで須々木さんも参加。彼は創刊間もない頃、高校生にして木曽のレイアウトを発表された方。最近ご執心のアメリカンロッギングと日本の森林鉄道の違いを、ユーモアたっぷりの語り口で楽しませて下さいました。そしてオオトリに登場されたのは、旧田島停車場構内で実車の保存活動に活躍されている「りんてつ倶楽部」の高橋さん。現役当時の話や活動について語ってくださいました。

2日間に亘って開催された「モデルワーゲン祭り」。のべ360名を越す御来場頂いたお客様方に(2日間ともにいらっしゃった方や、遠路遥々広島からいらっしゃって下さった方まで)厚く御礼を申し上げるとともに、献身的にお手伝いを頂いたスタッフの方々に、心より感謝を申し上げます。またひとつ素敵な想い出が出来ました。