
今まで当社で扱ってきた「TCS製DCC用車載デコーダーM1」よりも小型で高性能なデコーダーが発売されました。
まずは上の写真を御覧ください。プリント基板の大きさで比べると、M1が14x9mmだったものが、Silver Miniは11x9mmとなり、「助六の酒井製5tDL」の屋根にスッポリ入る大きさ。
しかも最大の厚さが前者は3.4mmだったのに対して、後者は3mm。たかが0.4mmと侮るなかれ。僅かなこの違いで入るか入らないか、というケースが間々あるのですから。
また、以前のレンツ製デコーダに比べて低電流モーターとの相性が格段によくなりましたので、アナログでも走らせたい…という向きにはモーターの選択肢が大いに拡大したと言えるでしょう。
これは私見なのですが、アメリカ製の製品に比べて、ドイツ製の製品は性能のバラツキが少ないように思えます。これはたまたまボクが使っての結果だったのかも知れませんが・・・。
下の表は、当社製「助六酒井製5tDL」に「5tDL用コンバージョンキット」を組み込んだ場合のCV適正化の指標を、「木曽モジュール倶楽部」の御協力によりテストを行って得られたものです。ご参考になさって下さい。
| CV3 | CV4 | CV5 | CV6 |
出荷状態 | 6 | 5 | 255 | 48 |
適正化 | 0 | 2 | 80 | 80 |
木曽モジュール倶楽部からのコメント:
このデコーダーは、デフォルトでCV3(加速度)とCV4(減速度)に値が書き込まれていて、自動加減速の状態になっているのが特徴です。上掲の“適正化”値は、自動加減速を好まないユーザー向けの設定としていますが、それでも、5tDL用コンバージョンキット(アルモーター0813)使用の助六酒井5tでは、モーターの特性上、CV3と4をゼロにせず、デフォルトよりやや抑え目程度のCVを書き込んだ方がスロットルの操作感が良好になります。
なお、適正な値はキットの組み方・動力の調整次第で多少差が出ますから、上の表はあくまでCV設定の参考としてご覧頂ければ幸いです。
Lenz Silver Mini \4200
*Lenz Silver Miniの輸入取り扱いにより、従来扱ってきましたM-1は在庫のみとなります。したがっ
てデコーダーの搭載を御希望の塗装済完成品では、このLenz Silver Miniを搭載して出荷させて頂き
ますことを御了承願います。それに伴い、デコーダー搭載工賃込みで\5000となりますことも併せ
て御了承願います。
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