10月20日*別海へ、浜中へ



 

釧路の街中から奥行臼に行くには根室本線沿いに厚床まで行って北上するのかな?と思っていたら、春別を経由して別海に向かう方が近道のようで、カーナビの言う通りに走りました(^^♪。
 それでも約100km、約2時間も掛かります。
 奥行臼での待ち合わせ時間は11時だったので9時に出発。


 

道東のあちらこちらにある「どこまでも真っすぐな道」を走っていると、クルマは「ハンドル操作をして下さい」と警告音(@_@)。
「そんなこと云ったってよ〜」とか思いながら走っていましたが、最近のクルマってお節介ですね(^^ゞ。
 奥行臼に到着したら、設置工事の下準備も終えて、ボクの到着を待ってくれていました。


 

幸いにも雨は降らずに済んだので工事決行。
 四角いコンクリートブロックは埋め込まれていて、そこに看板を立てて土とコンクリを充填していきます。


 

今まではガラスに貼られていた見取図。これも今日で見納めです(^O^)。

 

 

学芸委員の戸田さんが鍵を持っているので、軌道事務所の中に入ってみることにしました。

 

 

向かって右半分が居住スペースで、出っ張った部分は台所になっています。
 とても廃屋とは思えないような綺麗さで、いかに別海町がこの建物を大事にしているかが窺われます。


 

 

 

左半分は事務所&待合室スペースで、泉俊弘氏が作られた奥行臼のレイアウトが飾られています。
 土間には自走客車のスノウプロウや2軸貨車の車輪などが保管されていました。


 

今まではクマザサや雑木などに覆われていて、とても近づくことが困難だった車庫の前が綺麗になったというので、拝見することにしました。
 2棟ある内の向かって右側が当時は車庫で、左側が倉庫兼修理作業場でした。因みに線路の入り込んでいない倉庫兼修理作業場の手前には、かつてタンクローリーの積換え施設がありました。


 

 

 

車庫の天井は雨漏りにより抜けてしまっていましたが、倉庫の方はシッカリしたものでした。
 また、車庫の土間には崩れているもののピットが残っていました。


 

保存車両の延長線上にあたる軌道跡も綺麗に除草をしたというのでチョット歩いてみました。
 立入禁止の札が下がっていますが、これは熊が出るからだそうです。


 

昼食は別海の街中に出て御当地グルメ「ジャンボほたてバーガー」(^^♪。
 ボクは別海に行くといつもこれを食べているのですが、ボリュームがあって美味しいんですよ〜(*^^)v。
 ジョッキの別海牛乳は何と500cc!


 

 

昼食後には郷土資料館に行き、もと町役場に勤めておられた楢山さんとお会いしました。
 楢山さんは「簡易軌道写真帖」の再版に御協力を頂けるということで、CDに焼いた写真データまで用意しておいて下さいました。
 鉄道ファンの目とは違った、主観的な写真は大変貴重で、きっと内容の濃いものが出来ると思います。
実車写真撮影:楢山満夫


 

 

別海を後にして、最後に向かったのは浜中町教育委員会。
 ここでも今回の訪問の主旨を御説明して、御協力をお願いしてきました。
 浜中はルパン3世の「モンキーパンチ」の故郷だけあって、浜中町総合文化センターはルパン3世一色でしたが、5年前に釧路市立博物館で開催された企画展の展示物が移設されていました。